セックス依存症とセックスレスに関する情報

　セックス依存症から、貴方はどのような事を想像するでしょう。淫乱、好色、中毒、浮気性など、様々なイメージがあると思いますが、多くの人は、誰でも良いから、とにかく性行為をしたい・セックスの快感が好きでたまらない人とか、快楽に為なら、全てを捨てても良いと考え、行動する人と思うのではないでしょうか。

　セックス依存症の人は確かに、多くの人と性行為を行う事は事実ですが、その理由は、快楽や性感ではないのです。

　確かに全く、快楽を求めない訳ではありませんが、それ以上に、人とのぬくもりを持ちたいとか、誰かに必要とされている、愛されたいと言う事が、セックス依存症の人に、多く見られる理由です。

　そして、その思いは特定の人、１人だけでは満たされないと、思い込んでしまう為に、複数の人と関係を持ちます。

　つまり、セックス依存症は、淫乱とか、好色、性欲を満たしたいと言った身体の病ではなく、心の病で、精神疾患の一つだと言えます。

　実は、セックス依存症で悩んでいる方と、セックスレスで悩んでいる方には共通点があります。セックス依存症でもセックスレスでも、悩みの根底には、愛されたい、必要とされたい、ぬくもりを感じたいと言った欲求があります。

　只求める相手が違います。セックスレスの人は、この様な欲求を、特定の愛する人（夫や恋人）だけに求めます。

　これに対して、セックス依存症の人は、不特定多数の人に欲求の解消を求めます。セックス依存症は、心の病ですから、明らかに専門医の治療が必要です。

　セックスレスで悩んでいる人は、心の病とまでは言えませんが、１人で悩みすぎると、心の病に近い状態になる場合があります。

　その為１人で悩まずに、カウンセリングなどを利用して、心を開放してあげる事が必要です。相手に拒否されていると、フラストレーションが溜まり、時には性欲も、とても強くなる場合があります。

　そうすると、もしかすると自分は、セックス依存症なのでは無いかとか、淫乱なのではないかと、思い悩む人がいますが、この様な場合は、セックス依存症ではなく、正常な性欲ですから、全く心配はありません。

　それより怖いのは、浮気心が湧く事です。拒否されても多くの場合は相手に対する愛情や、モラルがあるので、直に浮気をすると言う事はありませんが、セックスレスで悩み続けた場合は、ふっとした時に、心に隙間が出来ます。それが浮気や不倫に進ませてしまいます。

　そして、セックスレスが原因で、始まった浮気や不倫は、精神的な満足感を感じてしまうために、本気になりやすいと言います。

　特に女性は男性と違い、身体だけの関係では、満足する事が無く愛情を持って初めて、性関係を持つ場合が多いです。

　レスをして家庭は壊したくないから、相手が別の誰かと肉体関係を持っても良い（浮気公認）などと言っている、カップルがたまにいますが、これは本末転倒です。

　この様な事を言っていると、いずれ家庭を壊すでしょう。パートナーとのセックスレスを解決できるのは、浮気相手や不倫相手ではありません。配偶者の貴方だけです。