前立腺石灰化はこれといった特別な症状が現れないといわれています。症状が現れないだけに不安になるかもしれませんね。治療は早期発見がカギのとなるだけに正しい知識が大切です。前立腺石灰化とは、前立腺硬化や前立腺結石となどが原因で生じる症状です。
もう少し簡単に言うと、分泌液が前立腺の中で石灰化(マグネシウムやカルシウムがたまり硬くなること)している状態のことを言います。
つまり前立腺石灰化とは結果であって、原因ではないということですね。さらに症状はほとんどの場合あらわれないようです。ここで注意したいのは、前立腺石灰化は尿道結石とは違うという点です。尿道結石はその名のとおり、尿道に結石ができる病気のことを言います。かなりの痛みを伴いますし、治療を必要とします。
■前立腺石灰化の治療
前立腺内の石灰化は特別の治療の必要はありません。というのが多くの泌尿器科の先生の意見です。中には、前立腺内に1,2センチの石灰化が見つかったという人もいます。そんなものが見つかると普通心配になりますよね。
それでも、PSA検査の値が正常な範囲だったこともあり、特別な治療をする必要はなかったようです。また、石灰化が原因でがんになることもないということです。これを聞くと少し安心というかホッとしますね。といっても何かの症状が現れたりした場合は、しっかりと検査をしてもらった方が安心ですね。
■前立腺石灰化の予防に有効なのは?
これをすれば大丈夫!なんてものはありません。どんな病気でもそうですが、早期発見が一番の予防です。特に前立腺関係の病気は40代を境に増えてくるようです。定期健診で予防に努めましょう!