お風呂は、全身を暖めるだけでなく、冷たくなり収縮した毛細血管を広げ、血行を良くし、冷え性改善の手助けをしてくれます。特に湯船をしっかり張り、入浴する事が大切です。
■お湯の温度・熱さを調節!
寒いから、熱い湯に入ろう!と思いがちですが、これは、逆効果です。お湯が熱い為長時間入っている事ができず、身体の皮膚しか暖まらず、すぐに湯冷めしてしまいます。ちょっとぬるめ、40度前後の熱さが丁度よい湯加減です。
■半身浴
身体の上半身をお湯から出して入る入浴方法の事です。湯船に下半身だけ浸かります。心臓から遠い下半身を長時間ゆっくりと暖める事で、溜まっていた血液の流れをよくさせ、全身に巡らせるようにします。血液が全身に巡る事によって身体が暖まります。
■温冷交代浴
先ほどは、熱い湯に入る事は、あまりよくないと述べましたが、何回にも分けて熱い湯に入る方法があります。熱い湯にしっかり入り、湯船から出た後すぐに、冷たい水を足や手にかけます。これを約5回程繰り返します。熱を吸収した血管が冷水をかける事により、血管が収縮し、その熱を閉じこめ、暖かさを保つというわけです。
これはサウナにも言える事ですね。サウナの近隣によく冷水が置いてあると思いますが、これは上記の原理と同じ事です。サウナで十分に身体を熱した後、冷水に入る事により、体内へ熱を蓄積させる事ができます。
せっかく良いお湯の状態を保っていても正しい入浴方法でなければ、意味がありません。 |