近視の矯正は基本的にメガネやコンタクトレンズで矯正することになります。眼鏡やコンタクトレンズで、網膜上にきちんと像が結べるように矯正します。
メガネにするか、コンタクトレンズにするかは、見た目、使い勝手も大切ですが、自分の目にあっているかどうかを考えた上で選びましょう。
近視用メガネは眼球と一緒に動かないという欠点があります。近視用メガネの場合、縁の方にどうしてもゆがみが出てしまうのですが、これは度数が高くなればなるほど、ゆがみのない部分が狭くなってしまうのです。つまり、目にとっての負担が大きくなると言う事です。
したがって、強度の近視の人は、コンタクトレンズ向きと言えるでしょう。その他、強度の乱視の人、左右の視力差が大きい人などもコンタクトレンズの方がよいでしょう。
また、水晶体を調節している筋肉に緊張を緩める薬を点眼することもあります。
近年では、レーザー手術による近視矯正装置が承認され、仕事やスポーツで眼鏡やコンタクトレンズに不自由を感じて、近視の矯正手術を受ける人が増えています。
ただし、20歳以下の人、目の病気や全身疾患のある人は近視矯正レーザー手術を受けられないことがあり、術後、長期間の経過については、十分に確認されていませんし、老眼が始まるのを早める可能性もあります。 |