テセの手術費用は閉塞性無精子症で約157,500円、非閉塞性無精子症で約210,000円です。
テセ手術は全例で日帰り手術で行っています。前後の処置の時間を含めてconventional TESEなら約1時間、MD-TESEでは1時間30分から2時間くらいです。
テセ手術中陰のう皮膚の切開部位と精索(精管や精巣動静脈、神経が入っている束)の中に局所麻酔薬を注射します。麻酔薬を注入する時は痛みますが、すぐに楽になります。
もし、手術の途中で痛みを感じ、麻酔薬の追加ができるので、手術中に痛みを感じることはほとんどありません。ただし麻酔薬は痛みをとりますが触覚は残るので触られている感覚や引っ張られるような感覚は残ります。
テセ手術後麻酔が切れてくると精巣にボールが当たったときのような痛みを感じる患者さんが多いようです。しかし鎮痛薬を定期的に内服してもらいますし、必要に応じて座薬を使用することで、我慢できないような痛みが出ることはほとんどありません。
まだ、陰のうは伸び縮みするのでちょっとした出血でも止まりにくい傾向があります。術後の痛みや出血などの合併症を防ぐために、手術当日は安静にしてサポーターをきちんと着用することと抗菌薬や鎮痛薬など処方されたお薬をしっかり内服することです。 |