シアリスCialisの効果
シアリスは勃起不全(ED)の治療薬で、血管の筋肉を緩めて血流量が多くなるような成分が含まれています。シアリスの効果は陰茎の血管の平滑筋に作用して、陰茎海綿体に流れ込む血液を増加させることにより、勃起を起こさせ、持続させます。
シアリスは性欲増強剤ではありませんので、飲むと、むらむらっとしてきたり、すぐ勃起するわけではありません。そして、シアリスは器質的な勃起障害、即ち、動脈硬化症、高血圧、糖尿病、腎不全、肝不全など全身疾患や、脳血管障害、脊髄損傷などの神経疾患、骨盤の手術などにより、神経や血管、陰茎組織が障害されて起こってくる勃起障害には効果がありますが、心因性勃起不全には効果が薄いでしょう。
シアリスの効果の大きな特徴は、血中濃度が半減するのが約18時間ですから、24〜36時間程度は効き目が期待できることでしょう。このため、効果の時間の短いバイアグラなどと比べて、シアリスの効果は、服用のタイミングを計るわずらわしさや行動に伴う焦りやプレッシャーが軽減され、より自然体の中で治療効果が期待できます。
また、シアリスは、薬の持続時間が長いのでできるだけ早めに、1〜2時間前に飲むのがよいようです。シアリスは性欲がない場合には効果を発揮しないので、気持ちを十分高めるなど、精神的な面も重要です。ただ、効果があるからといって、シアリスを毎日服用することは、体に深刻な被害を及ぼす可能性がありますので、避けて下さい。
シアリスの効果は勃起不全に悩む方々に自然に効果を発揮する商品と言えます。
シアリスCialisの副作用
シアリスの副作用は比較的軽いものです。
最も起こりやすいものは、顔のほてり、むかつき、頭痛および消化不良です。シアリスの副作用で、ごくまれにまぶた、目痛、結膜の充血、光がまぶしい、色が変化して見えるなど、一時的に眼に影響が出る方もあります。従って、網膜色素変性症の方は、シアリスの服用は絶対禁忌です。
他にシアリスの服用でまれに起こる副作用としては、背筋痛・筋肉痛・鼻血等です。
また、めったにありませんが、シアリスの服用により長時間による勃起で痛みを伴う場合があります。もし 4時間以上勃起が続くようならば、すぐに病院へ行ってください。性行為の最中、もしくはその後に痛みがある場合、ニトロ系の薬は服用しないでください。それ以外の痛み止め薬ならば大丈夫です。
シアリスは血圧を下げる作用があり、ニトログリセリンなどの硝酸剤と併用すると血圧が下がり過ぎるので危険です。
また、シアリスとの併用で、悪影響のでる方としては、不整脈、低血圧または高血圧症の方、 硝酸剤/一酸化窒素(NO)供与剤を服用中の方、脳梗塞、心筋梗塞、心筋梗塞や心不全を患った経験のある方、ニトログリセリン系の薬または心臓病を治療する薬を服用している方、肝臓障害、末期腎不全患者、不安定狭心症、遺伝性網膜変性症の既往歴のある方、網膜色素変性症の方などが認められています。
このような症状で治療中の方は、医者と相談して服用を検討することをお勧めします。いずれにしても、シアリスの服用に当たっては医師、薬剤師の説明を十分に受け、製品を正しく理解したうえで用法用量を守って自己責任においてご使用ください。